2023年7月、北海道すすきの繁華街のホテルで浦仁志さんが首を切断された状態で見つかった事件。犯人の田村修容疑者が遺体をバラバラにしたことについて「山に持っていってクマやキツネに食べさせようと思った」と供述していたことがわかりました。遺体の隠滅を図ったとみられていますが、父の田村修容疑者と母は娘の田村瑠奈容疑者を遠隔から監視するヘリコプターペアレントであり、今回は遺体を隠滅し殺人の証拠を無くそうとしました。
現在田村修容疑者と妻、そして田村瑠奈容疑者の3人は刑事責任能力を判断するために鑑定留置されています。
自閉症スペクトラムの特性を持つ人は壮絶ないじめに巻き込まれやすいといいます。なぜでしょうか。事件の概要から追ってみました。
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浦仁志さんは家族に言えないLGBTだったか「日本に約70万人いるとされるオートガイネフィリア」
まるで両親をパシリに。解体する様子を撮影し、遺体は「クマに食べさせようと思った」
鑑定留置中の田村修容疑者の口から浦仁志さんの遺体は「山中に持っていってクマに食べさせようと思った」旨の供述が出ています。
そもそも浦仁志さんを殺害してからバラバラにする様子を撮影させ、自宅に運ぶまで両親を巻き込んだ田村瑠奈容疑者です。
遺体の処分に困った瑠奈容疑者に対してまるでパシリかのように何とか対応してやる両親は過保護を通り過ぎた「ヘリコプターペアレント」と言われています。
ヘリコプターペアレントとは、ヘリコプターが頭上をホバリングするように常に子供を監視する親のことを指します。
田村瑠奈容疑者をこれだけ監視しなければならない理由は何だったのでしょうか。
田村瑠奈容疑者は自閉症スペクトラムか
田村瑠奈容疑者は自らのことを多重人格ではないかと証言し、田村瑠奈容疑者の祖父は彼女のことを発作を伴う持病がある、感情の抑えが効かない、などと表現しています。
そして被害者の浦仁志さんが女装してハードルを下げた状態でクラブで女性をナンパしていたことに危機感を覚えなかった田村瑠奈容疑者には自閉症スペクトラム(ASD)ということも考えられるのではないでしょうか。
「空気が読めない」ことで自ら危険な状況に陥ってしまう
ASDの特性を持つ人たちは「空気を読む」ことが非常に苦手です。
そしてものすごく嫌なことをされているのに「やめて」と言えなかったり、顔が笑ってしまったり、他人の意図に対して自分の感情を上手く出せないことがあります。
少しの嫌がらせについても「いや」「やめて」が言えないので、相手はまだやっても大丈夫だとエスカレートさせます。
悪どい例ではいじめをエスカレートさせながら仲間ヅラをするので、上手く相手の感情を読めないASDの人は「友達だ」「仲良くしてくれてるんだ」と思ってしまい、気がついた頃にはイジメが壮絶になってしまう例もあります。
浦仁志さんは女装してクラブで女性をナンパしていました。ナンパといっても初めは「身体は男性だけど心は女性」と言っていたのかもしれません。
女性の気持ちがわかる女友達みたいな立ち位置で田村瑠奈容疑者に近づいて行ったのかもしれません。
報道されている写真を見ると普通は「エッ…」と思うので、その後肉体関係や性的写真を撮られる前に逃げますが、まさに田村瑠奈容疑者はASDの特性通り、浦仁志さんを殺害するほど恨みを持つまで「いやだ」「やめて」が言えなかったのかもしれません。
浦仁志さんも危険な一面が。女装して女性をナンパ、出禁の店も。
浦仁志さんの女装目的はもしかしたらLGBTだったからではなく、女性と近づきやすいためだけのために女装をした可能性が高いということです。
混浴風呂を覗いたりナンパがしつこいということはやはり女装は女性を油断させるための道具だったにすぎないではないでしょうか。
田村瑠奈容疑者は男嫌いだったため女友達と同等の存在として接していたようですが、浦仁志さんはそうではなかったのかもしれません。
現に殺害して浦仁志さんのスマホからデータを削除したというのは、田村瑠奈容疑者のわいせつ画像や映像だったとも推測されます。
例えば瑠奈容疑者の祖父がいう通りレイプされたということが事実であれば、その時に撮影したデータなどがもし存在するとしたら女性なら誰でもどうにかして世の中から無くしてほしいと思うのは当然のことだと思います。
2024年2月末まで刑事責任能力の判定のため鑑定留置されている田村瑠奈容疑者と両親。
真の動機が裁判で明かされるのを待ちたいと思います。