今年１月、火災報知器の訪問販売の際に、中古電池を新品だと偽り交換し、費用をだまし取ったとして、大阪府中央区の野崎永遠(のざきとわ)容疑者(25)と弟の宇宙(そら)容疑者(24)ら5人が逮捕されました。
野崎とわ容疑者らは、高齢者の住む集合住宅を狙って火災報知器の交換を執拗に売り込み、約10か月の間に3500万円の売り上げがあったということです。
野崎永遠容疑者は、過去にも似たような詐欺で逮捕されていて、X(Twitter)での書きこみも見られたので、過去の詐欺の内容やX(Twitter)について調べてみたいと思います。
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野崎永遠と宇宙は２度目の逮捕か？「この組み合わせ前にも見たことあるような気がする」
野崎永遠容疑者と宇宙容疑者は兄弟で、火災報知器の交換を目的に売り込みをし、電池交換費用などで詐欺を繰り返していたと見られています。
このようなコメントがあったので調べてみると、2020年7月22日の『jp24h.comNEWS』というサイトに下のような記事を見つけました。
同じ大阪府で年齢も現在は２５歳で３年前の２２歳なので同一人物だということが分かります。
クーリングオフは、消費者が商品やサービスを契約後に、一定期間であれば無条件で契約の解除を申し出ることができる制度です。
訪問販売ではクーリングオフ制度が設けられており、クーリング・オフを含む契約内容を記載した書面の交付が義務付けられているのだそうです。
野崎永遠容疑者は、消費者からクーリングオフの申し出が来ることを予め予想し、クーリングオフの説明もせずに販売をしていたのでしょう。
ネット通販などで火災報知器を調べてみると、安いものだと１つ2,000円もしない程度で購入することができます。
でも急に訪問されて「全家庭で交換して回っています」と言われると、「当たり前のことなんだ」と勘違いしてしまい、「皆が払っているから」と金額も気にせずにその場で交換をお願いして支払いをしてしまうこともあるかもしれません。
でも業者が帰って冷静になった時に、「火災報知器の交換は自分で安くできたのでは？」と調べたりして、高いお金を払ってしまったことに気付く人もいるのかもしれません。
今回逮捕された時には、高齢者住宅を狙っていたと書かれていたので、親切心を売りにして儲けていたのでしょう。
クーリングオフなんて知らない高齢者は交換してくれてありがたいと、身内に頼んでいれば少額で済んだものを高額で野崎永遠容疑者らにお願いしていたのかもしれません。
高額で販売するだけでも酷いものですが、「電池を交換する」と言って古い電池を新品と偽って交換したとされています。
１回目逮捕された時も6,600円。今回の逮捕も4名から合計2万円の詐欺だとされています。
親は生まれてきた子供たちに、際限なく大きなことをやってのけてほしいと思って「永遠」「宇宙」という名前をつけたのでしょうか。
結果、ちまちまと違う意味で際限なく悪事を働いてしまったのです。
現場責任者である野崎宇宙容疑者は「従業員がやったことで自分に責任はない」と話しているそうです。
なんのための「責任者」なのでしょうか。
その後の報道で、被害に合った人のインタビューでは、
「火災報知器の点検だと言って訪問してきた。断ったら「受けないと違法になる」と言われた」
「火災報知器の有効期限が切れていて、このままでは罪に問われると言われた」
など、驚くような訪問販売の実態が。
火災報知器の設置は2011年からすべての住宅に設置が義務付けられましたが、付けていないからと言って罰則規定などはないとのこと。
罰則などないというのに、言葉巧みに「今すぐ付けないと、取り替えないと」と正常な判断ができないような状態にしてしまうこと自体が罪ではないでしょうか。
野崎永遠のX(Twitter)には「恩を仇で返すような奴にだけはなりたくない」
ネットで「野崎永遠」と検索すると、野崎永遠容疑者のX(Twitter)のアカウントが出てきます。
顔も、逮捕時の写真と同じ人物なので、野崎永遠容疑者がツイートしたものだということが分かります。
発言していたのは2019年の一時期だけですが、気になるコメントが見られます。
2020年に逮捕される約1年前の投稿です。
「お金って人を良い意味でも悪い意味でも変えてしまうってことを改めて思った。複雑な気持ちや」とあります。
お金が絡むこと、例えばお金に執着したりして変わった人を見聞きしたりしたのでしょう。
１年前に感じた気持ちをずっと持ち続けていたら、けち臭い詐欺などせずに真面目にコツコツと稼ぐことができたかもしれません。
「恩を仇で返すような奴にだけはなりたくないな」と、これも１度目に逮捕される約１年前にコメントしています。
お腹を痛めて生み育てた親からすればまさに「恩を仇で返す」行動をしていますね。
高齢者は今まで若い世代を支えてきた貢献者です。
これからは高齢者を騙すようなことはせず、恩に報いる行動をしてもらいたいと思います。