細谷志保容疑者はアスペ、双極性障害?次女だけをターゲットにした理由は?「ケーキの切れない非行少年」に【浅草4歳児殺害】

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2024年2月14日、東京・台東区の細谷健一・細谷志保夫妻が、4歳の次女・美輝ちゃんを殺害した容疑で逮捕されました件で、可哀そうな美輝ちゃんは、向精神薬とエチレングリコールを飲まされたことが原因で中毒死しました。資産家であるにも関わらず、家事を放棄してゴミ屋敷に暮らし真っ当な子育てをせずネグレクトをしていました。この事件には、細谷家に関する不可解な出来事が多数報じられています。細谷志保容疑者はなぜ次女だけを殺害するに至ったのか、報道されている情報から志保容疑者の精神状態について考察してみたいと思います。

細谷美輝ちゃん殺害事件の概要

東京都台東区今戸1の自宅で2023年3月12~13日ごろ、車のエンジン冷却などに使う不凍液や向精神薬「オランザピン」を摂取させ、殺害。

美輝ちゃんは13日午前9時ごろに意識不明の状態で病院に搬送され、間もなく死亡が確認されたというのが事件の概要です。

不凍液はいわゆるエチレングリコールのこと。エチレングリコール中毒を起こすと次のような症状が起きるとされています。

エチレングリコールは甘い味のする物で、車の不凍液や昔の保冷剤、一部の接着剤や着色料に含まれます。
甘いので間違えて舐めてしまうことが多いのですが、このエチレングリコールは口から入ると急性腎障害を起こし、死亡率は70%程度とされる怖い中毒症状を示します。

豊海城動物高度医療センターより

甘くて飲みやすい毒を継続して飲ませていました。

また向精神薬の「オランザピン」については、ペパーミント風味で鎮静効果がある薬です。
妄想や幻覚などの症状やイライラ・不安感などを落ち着かせる薬で躁状態の抑えることのできない感情の高まりなどを鎮め、憂うつな気分を改善する効果があります。

オランザピンについては薬局で気軽に購入できるものではありません。
細谷志保容疑者自身が使用している薬を美輝ちゃんに使用した可能性が高く、虐待した後泣き止まない美輝ちゃんを黙らせるために服用させたかもしれません。

細谷一家に起きていた不可解な出来事

細谷健一容疑者の親は浅草で革産業関連の会社を経営しており、そのため資産があったと言われています。

細谷健一容疑者と志保容疑者が住むマンションは1棟丸々自己所有で、自分たちの住居以外は部屋を貸していました。家賃は月額200万そして浅草にある外国人にも人気の「ホテル旅籠」を経営していたため、かなりの収入があったようです。

細谷健一容疑者の姉 美奈子さんが2018年4月に41歳で急死しているという不可解な事件がありましたが、これも美輝ちゃんと同じ不凍液(エチレングリコール)を飲ませて殺害したと報道されています。

次女殺害容疑の両親、姉も不凍液で殺害容疑で再逮捕 部屋の合鍵管理

健一容疑者と志保容疑者は金遣いが荒く、美奈子さんは健一容疑者が会社を継ぐことを危惧していたといいます。

細谷志保容疑者はアスペと双極性障害?言動から考察

細谷志保容疑者はオランザピンを服用していたという仮定で考えると、躁うつ状態がひどい双極性障害である可能性は極めて高いように思われます。

ゴミ屋敷となるほど家事ができない状態になるのはうつ状態であり、健一容疑者と口論の上放火したのは躁状態であったと言われれば説明がつきます。

そして「週刊文春」によると

「一家で温浴施設に出かけるため健一が家族の着替えを用意した。妻の下着セットも準備してあげたそうなのですが、そのブラジャーとショーツの組み合わせがちぐはぐだったんだとか。それに志保が烈火のごとく激高して、ベランダ放火に至ったと聞きました」(同前)

週刊文春 電子版より

このブラジャーとショーツの組み合わせがちぐはぐだっただけで激怒する点を見ると、アスペルガー症候群の一面も垣間見えます。

いずれにせよ「オランザピン」を服用していたのが志保容疑者であれば、症状が重い可能性があります。

細谷志保容疑者 容貌の変化

ここで細谷志保容疑者の容貌の変化についてみてみましょう。

読売新聞より
文春より
逮捕前 週刊文春より

いつ撮られた写真かわからないものもありますが、細谷志保容疑者は太って疲弊した顔つきに変化しています。

片付けられず家が散らかり放題だったという細谷家だったといいます。何か精神的な疾患の有無を疑ってしまいます。

細谷志保容疑者が次女だけを殺害した理由

細谷健一・志保容疑者夫妻には3人の子供がいます。その中で美輝ちゃんだけがターゲットにされたのはなぜでしょうか。

放火事件の時、児童相談所が夫妻の元から子供たちを保護しました。

「志保は自分たちの元を離れて福祉施設で生活してきた我が子を指して、『変に躾けられて、もう自分の子ではない』と言っていました。中でも、急速に愛着を失っていったのが美輝ちゃんでした」(同前)

週刊文春 電子版より

「ケーキの切れない非行少年たち」という本があり漫画化もされています。

この2巻の門倉恭子の話が、この時の志保容疑者とよく似ています。

門倉恭子は獄中出産し、生まれた子供は外にいる母親に預けられました。出院後、赤ちゃんは母親になつきますが、自分には全くなつきません。赤ちゃんの扱い方もわからないから戸惑います。さらに母親に怒鳴られ、職場で失敗を繰り返す。何もかもうまくいかない恭子は、次第に子供が可愛くなくなりついに手を出してしまい…という描写があります。

門倉恭子はパニックを起こし、どうすれば良いか考える知能に乏しかったために起きた悲劇でしたが、医師に「赤ちゃんは話せない」ことや「あなたは赤ちゃんの扱い方を教えてもらってないからわからなくて当然だよね?」と言われて落ち着きを取り戻し、立ち直っていく姿も描かれていました。

この漫画では境界知能である主人公がどう接していいか分からずパニックになり自分より弱い赤ちゃんに手を上げていましたが、細谷志保容疑者はどうなのでしょうか。

上二人は成長し言葉が喋れる分コミュニケーションが取れたと思いますが、殺された美輝ちゃんは小さくて満足に親に言葉で伝えられなかったことと志保容疑者の特性で悲劇が起きた可能性は否めません。


夫婦の自宅はゴミ屋敷で、エレベータから玄関までゴミが散乱、壊れた浴槽も修理せず、シャワーだけで暮らし、家事も子育ても無頓着で、食事はコンビニのチキンやコロッケ。

昨年、その自宅を訪ねた知人は「美輝ちゃんの骨壺がゴミの中に打ち捨てられていた」と驚愕したといいます。

細谷志保容疑者のような人もしかるべきサポートや治療で症状を抑えることができます。

子供に虐待をする前に何とか救いの手が差し伸べられるといいですね。

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