9月15日、横浜市港南区上大岡の『ラーメン弘』で、店長の大橋弘輝(おおはしひろき)さん(33)が刃物で刺されて倒れているのを母親が見つけ、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察は殺人事件とみて捜査しています。店内が荒らされた形跡などは確認されず、店内に客や従業員などはいなかったそうですが、争った形跡があったそうです。
『ラーメン弘』でなぜこのような事件が起こってしまったのか調べてみたいと思います。
【ラーメン弘】上大岡殺人事件は迷惑客とのトラブル?「店長前と人変わったみたい…」
事件があったのは9月15日の夜7時頃。
大橋弘輝さんと連絡がつかない母親がお店へ訪れたことで倒れている大橋弘輝さんを発見しました。
9月15日は営業日だったにもかかわらず店のシャッターが閉まっていたということです。
そして『臨時休業』の掲示もあったのだとか。
犯人が事件発覚を遅れさせるために掲示したのか、店主である大橋弘輝さんが犯人とのトラブルを予想してお休みにしていたのかが気になるところです。
大橋弘輝さんは、近くの飲食店で働く男性からは「気さくな感じの店主」だったと言われていますが、一部のお客さんにはそうは写っていなかったようです。
「めちゃくちゃラーメン職人で、仕事人間なイメージ。愛想よくなかったけど、人柄がラーメンに出ていた。」とあるように、よくイメージされるラーメン店の口数少ない、無愛想な方だったようです。
低単価のラーメンをさばいて収入を得るにはそれなりに回転率を上げなければいけません。
愛想よく振る舞うよりは、食べたらすぐに帰ってもらうくらいの客とお店の関係性の方がかえってよかったのかもしれません。
時々迷惑なお客さんもいたようです。
「頭のおかしな客がカウンターのコチュジャンの壺を延々とかき回しているのを見てから、気持ち悪くて行くのをやめた。」とあります。
何を思っての行動かわかりませんが、目の前にある無料トッピングの容器だったのでしょうか。
皆が使う物を不必要に触るのは見ていて不快になりますね。
『ラーメン弘』の画像を調べてみるとカウンターには無料トッピングとしていろいろな調味料が置かれていたようです。
豆板醤の容器を延々とかき回していたのですね。
怖いです。
こういう何を考えているかわからない人によって事件が起こされたのでしょうか。
何度かラーメン弘に足を運んでいて、店長の様子の変化に気付いた人もいたようです。
「いつもは穏やかそうだけど人を警戒したような目をしている」「疲れ切ったような顔をしている」など、いつもと様子が違う点があったのかもしれません。
人とのトラブルなどを抱えていたせいで、よく行くお客さんは大橋弘輝さんの様子がいつもとは違うことに気付いた人もいたのかもしれません。
【ラーメン弘】上大岡殺人事件場所はどこ?
ラーメン弘は横浜市港南区、上大岡駅を出てすぐ、隣にパチンコ店があるそうです。
パチンコへ行った帰りに寄るお客さんも多かったのだと思います。
【ラーメン弘】上大岡殺人店主の大橋弘輝さんのFacebook
ラーメン弘の店主、大橋弘輝さんのFacebookと思われるものの投稿には、2015年11月7日に投稿したこんな文がありました。
「明日、待ちに待った俺の店『らーめん弘』がオープンします」とあるように、翌日2015年11月8日がオープン日だったのでしょう。
期待に胸を膨らませて始めたらーめん屋。
コメント欄にはたくさんのともだちから「食べに行くね!」と応援の声がありました。
今から約8年前なので、大橋弘輝さんが28歳くらいの頃にオープンしたお店ということになります。
若くして自分の道を自分で切り開き、展望を持ってやってきたであろう人が巻き込まれた事件、残念としか言いようがありません。
アイコンは奥さんとお子さん2人の4人で撮ったと思われる写真が使われています。
一家の大黒柱を刺殺という形で失った悲しみは計り知れません。
追記:大橋弘輝さん刺殺の疑いで親族で従業員の大橋昭仁容疑者を逮捕
神奈川県警は17日、店の従業員で親族である大橋昭仁容疑者を殺人の疑いで逮捕しました。
大橋弘輝さんの遺体には上半身を中心に刃物で刺されたとみられる複数の傷があり、店内には争った形跡もあったそうです。
名字が同じで年も近いのでお兄さんでしょうか。従兄弟の可能性もあります。
親族間のトラブルで怨恨での殺害だったのかもしれません。
更なる捜査で動機や経緯などの解明が待たれます。