新型の犯罪集団、トクリュウ。その名前を聞いただけで、どんなものか興味をそそられるでしょう? 実はこのトクリュウ、暴力団とも一線を画すような特徴があって、今大いに話題になっているんです。 そんなトクリュウは、通称で「匿名・流動型犯罪グループ」とも呼ばれています。彼らの恐ろしさは、暴力団のような厳格な組織や統制がなく、勢いに任せて犯罪に及んでしまうところにあります。捜査関係者も眉をひそめるほど、トクリュウへの対策が急務となっている状況なんです。 では、具体的にトクリュウがどのような犯罪を起こしているのか見てみましょう。
トクリュウと暴力団との比較、組織の特徴は?
彼らは人違いの傷害事件などを繰り返し、その統制のない恐ろしさが印象的です。また、離合集散を繰り返しながら多様な犯罪を行うのも彼らの特徴と言えるでしょう。 トクリュウと暴力団を比較してみると、次のような違いがあります。
- 組織の形態:暴力団は厳格な階層や規則があるのに対し、トクリュウはそれが欠如している。
- 犯罪の手口:暴力団は組織ぐるみで計画的な犯罪を行うことが多いが、トクリュウは場当たり的かつ無秩序に犯罪を行う。
- 犯罪の種類:暴力団は恐喝や詐欺などの犯罪が多いのに対し、トクリュウは人違いの傷害事件など幅広い犯罪に手を染める。
このように、トクリュウは暴力団とは一味違う犯罪集団と言えるでしょう。
しかし、トクリュウによる犯罪が増加し、社会問題にまで発展していることから、早急な対策が求められているんです。
トクリュウの具体的犯罪例
大麻の密売人に暴行を加えようと、客を装ってコンビニの駐車場に呼び出したが、車種が同じだった地方公務員の男性に暴行を加え「もの(大麻)を出せ」と迫ったと言う事件があった。
2023年10月に法廷に出廷するも、悪びれもない様子で笑い声と共に「大した罪にならんやろ」と吐き捨てたと言う被告。
SNSのテレグラムなどを使用して連絡を取り合い徐々に組織を大きくしていったと言われています。
この事件では懲役2年、保護観察付き執行猶予4年の判決が言い渡されました。
さて、皆さんもYahoo!ニュースや雑誌などで、トクリュウに関する記事を目にすることが増えてきたのではないでしょうか。
特殊詐欺、違法薬物の輸入や販売、違法風俗営業や強盗などトクリュウが関わっている犯罪は多岐にわたっています。
これからもトクリュウの動向には注意が必要ですね。暴力団と違って組織実態がつかみづらい傾向にあり、警察も新たな対策を模索している最中です。
犯罪防止や治安維持に努めることで、私たち一人ひとりが安全な社会を守ることができるはずです。
今回は新型犯罪集団トクリュウについて、暴力団との比較や犯罪の特徴を紹介しました。この情報が皆さんの知識となり、身を守るための一助になれば幸いです。気を引き締めて、もう一度周囲の安全に目を向けましょう。