9月2日、神戸市西区学園東町の民家において父親を包丁で刺し殺害した容疑で、息子で職業不詳の大井拓弥(おおいたくや)容疑者(28)が逮捕されました。
大井たくや容疑者は「弁護士が来るまで話しません」と供述しているということです。
自宅である神戸市西区学園東町4丁目は「住宅価格も高い一軒家が並ぶ地域で民度も高い」ようで、なぜこのような悲しい事件が起こってしまったのかを調べてみたいと思います。
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大井拓弥の自宅は高額物件が並ぶ住宅街か「優雅な生活に見えるが何があるかわからない」
事件があったのは9月2日夜10時半過ぎ。
大井拓弥容疑者は父親を殺害しようとして包丁で上半身を刺したとされ、娘と見られる女性から110番通報があったということです。
当時大井拓弥容疑者は酒を飲んでいたと見られ、父親と口論していたそうです。
神戸市西区学園東町4丁目を調べてみると、綺麗に区画整備された閑静な住宅街であることがわかります。
近くには高速のインターチェンジや総合運動公園などもあり、交通の利便性にも優れ住みやすそうな地域だということが見て取れます。
Googleストリートビューでこの地域を見ても綺麗な一軒家が建ち並び、とても事件や犯罪が起こりそうな地域にはとても見えません。
ニュースの映像で大井拓弥容疑者の住んでいたとされる実家が映っていたのですが、二階建てで住宅の面積も家族4人で暮らすには充分なほど広く、停まっている車もフォルクスワーゲンでしょうか、機能性よりも趣味で選ぶ車というイメージで、決して不自由な生活をしていた家庭環境ではないことが予想されます。
こんな裕福そうで何の不満や悩みもなさそうな一家に一体何があったのでしょうか。
報道の内容を見てみるとどれも「職業不詳」という言葉が出てきます。
なぜ「職業不詳」となるのかはいくつか理由があるようです。
1.逮捕された個人が自身の職業を非公開にしている場合。
2.明確な職業を持っていないか、不安定な雇用状況にある場合。
3.逮捕された個人が非合法な職業に従事している場合。
4.逮捕時に詳細な個人情報を提供しない場合。
大体上記のどれかに当てはまるのだそうですが、大井拓弥容疑者の場合、「28歳で親と同居」という環境から、「2」の「明確な職業を持っていないか、不安定な雇用状況にある場合」と見ている人が多いようです。
成人したり学校を卒業して定職に就いた社会人は、実家を出て一人暮らしをすることも多いですが、大井拓弥容疑者は28歳で仮に大卒で就職に就いたとすれば、もう社会人としてある程度落ち着いてきている頃かと思われます。
でも現実はそううまくいかず、仕事を持たずに引きこもっていたのでしょうか。
仕事を持たない、または安定しない仕事にばかり就いていたことに対して小言を言われていたのでしょうか。
成人してから8年も経って実家にお世話になっているのなら、何を言われても我慢をするべきです。
文句や説教に耐えられないのなら家を出て1人で生活するべきというのが多くの人の意見です。
食費、家賃(ローン)、光熱費など、生活するうえでかかる費用は決して安くはありません。
夏であれば実家にいる間は自室のエアコンはずっと付いていることになり、電気代も上がった今では家に長時間居られるのも親からすると煩わしいものかもしれません。
洗濯物やゴミの量にしても、人がいればその分だけ家事も増えます。
同居していてどのような生活をしていたのかはわかりませんが、「一切の生活を分けて自分の事は自分でする」としない限り、親の負担はいつまでも増えることになります。
大井拓弥容疑者は同居しておいて自分の身の回りのことも親任せにし、甘えた生活を送っていたのでしょうか。
安心して眠ることのできる家があるにも関わらずそれに感謝することもなく、すねをかじっていた親のすねまでなくしてしまう。
このような悲惨な事件が無くなる日は来るのでしょうか。