【生活保護か背乗りか】年齢サバ読みおばあさん吉野千鶴容疑者はモテたいだけではない別の動機とは

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「若くみられたい」と言う理由で妹の戸籍を取得した72歳吉野千鶴容疑者とその夫・幸彦容疑者が逮捕されました。吉野千鶴容疑者は岩田樹亞と別名を名乗り、48歳と称して戸籍を取得するために役所で書類を偽造した疑いです。

本当にただ「若くみられたい」だけで戸籍を取得したのでしょうか。確かに吉野千鶴容疑者はイケメン好きであったとの声もありましたが、あまりにも不明瞭な動機に世間では「生活保護」や「戸籍背乗り」を意図したのではないかという声が出ています。

吉野千鶴容疑者は戸籍の救済措置を悪用したか

現在日本では出生届が何らかの理由で提出されないせいで戸籍に載らなかった人が存在する無戸籍問題が存在します。

今回吉野千鶴容疑者は何らかの目的のために、実在しない妹の戸籍を申請したといいます。
上記の書き込みにある「かなり前から婚姻が破綻し、別の人と事実上婚姻生活を送っていても離婚成立後300日以内に出生した子は前夫の子に認定される」救済制度を悪用して戸籍を取得しようとした可能性がありそうですね。

そして「運転免許証」を取得しようとして逮捕されました。

吉野千鶴容疑者は夫と共謀して背乗りを意図したか?

背乗りとは戸籍を乗っ取って別人になりすます行為です。いわゆる「戸籍ロンダリング」とも言われており、スパイの工作活動のためにスパイ先の国の人間の戸籍を乗っ取ってその国で暮らしたりします。

また犯罪者が自分の身分を偽るためにもこのような手口が使われます。

過去には外国人留学生が長期間他人の年金手帳を所持し、本人証明として使用。ビザの更新も簡単に行えてしまうため、犯罪者が制度を悪用しているケースがあります。

また借金や契約を踏み倒すなど更なる犯罪行為を助長するものとなっています。

何かしら金銭を得るために戸籍を得たのだとすれば、経済的な困窮も考えられます。

吉野千鶴容疑者は生活保護と年金をダブル受給しようとしていたか?

厚生労働省が発表している「生活保護制度の現状について」によると、生活保護の受給者数は平成27年3月の約217万4000人にピークに減少傾向が続いており、令和3年8月の速報値では203万7800人となっています。

一方、65歳以上の高齢者における生活保護受給者は増加が続き、令和2年の速報値は105万4581人、受給者全体では52%と高齢者が占める割合がかなり大きくなっています。

出典:厚生労働省 「生活保護制度の現状について」

吉野千鶴容疑者は72歳といわゆる高齢者にあたります。

高齢者の生活保護受給者は年々増加し、受給者の半分以上が高齢者が占めていると厚労省も発表しています。ここでいう高齢者は65歳以上を指します。

最近では引きこもりの無職息子が高齢の父母が亡くなったのにも関わらず、自宅に放置し年金を受給し続けて逮捕される事案も発生しています。

2023年度の場合、67歳以下の方の年金額の満額で79万5000円(月額6万6250円)です。

世帯人数や住む地域によっても変動しますが、東京都で吉野千鶴容疑者、架空の岩田樹亞、夫の吉野幸彦容疑者で計算すると、生活保護は毎月約20万円もらえる計算になります。

生活保護制度は昨今、実際に必要な人がその制度を使っているのかそして頑張って定年まで働いた人の年金が少ないのにも関わらず生活保護の方が多くもらえることに疑問の声があります。

生活保護を受けたくないと餓死する痛ましい事件が発生する一方で、生活保護制度を悪用する犯罪者もいます。今一度セーフティーネットの見直しが必要とされています。

吉野千鶴容疑者は現在も「岩田樹亞で、姉と喧嘩をしているので連絡が取れない」と言って容疑を否認しています。

戸籍偽造で求刑懲役3年。動機は悪口でジジイ、ババアと言われるのが嫌だった?

2024年5月8日、吉野千鶴容疑者は存在しない25歳下の妹になりすました戸籍偽造で求刑懲役3年が言い渡されました。

吉野千鶴容疑者は、職場でジジイ、ババアと悪口を叩かれているその中に自分が入れられたくなかった、年齢に関係なく気持ちよく仕事をしたいという短絡的な動機で戸籍偽造を行ったと供述しました。

思ったより単純な動機でしたよね。歳をとってもジジイ、ババアと言われたくないのは当たり前だと思います。しかしたったそれだけのために戸籍を偽造する犯罪を犯してしまうのはいただけません。

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