10月15日、三重県・南伊勢で一家5人が乗った乗用車が海に沈んでいるのが見つかりました。家族が帰ってこないと妻が警察に届出を出していました。
車を運転していたのは一家の父親である羽根正樹さん。同乗していた4人は羽根さんの子供、夏くん(12)、小学5年・怜皇くん(10)、小学3年・蘭琉くん(9)、小学1年・芽杏さん(7)でした。
5人は釣りに行くと言って家を出かけていました。警察も事件と事故の両面から捜査を続ける中、事故原因について調べてみました。
羽田正樹さん事故現場は断崖絶壁の多い地域?
羽田正樹さんの運転する車が沈んでいたのは三重県・南伊勢町道方です。
ニュースで掲載されている写真には、柵やフェンスが一切ない様子が伺えます。
早朝に釣りに出かけた場合、眠気や視界不良などもあったのかもしれません。
南伊勢町は断崖絶壁だという声も聞かれましたが、GoogleMapで調べたところ断崖絶壁の地域は見当たりませんでしたが、ハンドル操作を誤れば直ちに海へ転落する可能性は否定できません。
大人1人で小さな子供4人を乗せて運転するのは難しい
羽田正樹さんは当日、自身の四人のお子さんを乗せて運転していました。
夏くん(12)、小学5年・怜皇くん(10)、小学3年・蘭琉くん(9)、小学1年・芽杏さん(7)と夏くん以外はまだ小さな子供で無邪気に車内で騒いだりすることも普通です。
何かのきっかけでハンドル操作を誤るような出来事があったのかもしれません。
心中の可能性はあったのか?
一家が乗った海に沈んだ車が発見されたことで「無理心中」の見立ても考えられますが、その車には奥様が乗っていなかったので、一家心中の可能性は低いように思われます。
釣りに母親が興味あることはなかなか少ないため、一緒についてこないことは確かによくあることだと思いますが、やはり海釣りや川へレジャーへ行く際は父親一人で四人の子供の面倒を見ることはすごく大変です。
海や川では急に波が高くなったり増水したりで危険がともなくケースが多く、大人一人で子供四人を見るといってもなかなか目が届かないこともあるため、なぜ母親が同行しなかったのかが不思議ではあります。
しかしお子様が多いご家庭では一人で4人の面倒を見ることに慣れていたのかもしれません。
羽根正樹さんは妻に声をかけずに出かけたということですが、調べているととても子供思いのお父さんである一面がわかりました。
ご本人もお仕事があって眠い中、早起きして奥さんを起こさずに小さいお子さんの身支度を済ませて、学校に行く前に前に釣りに連れて行ってあげるなんてなかなかできることではありません。
道だと思って誤って侵入し海に転落?
現場の昼と夜の風景を確認してみましょう。(左が昼、右が夜)
夜は右の写真のようにポールがあるといえども見づらく誤って転落する可能性は大いにあり得ます。
例えば岡山の側溝などは以下の写真のように水が溢れても道路の境目が全く見えません。
これは大変恐ろしいですよね…。
羽田正樹さんとお子様のご冥福をお祈りいたします。
事故か事件が今後の警察の捜査を待つしかありません。