こんにちは!
今日は、林修さんの番組『日曜日の初耳学』で取り上げられる「ギフテッド」について調べてみたいと思います^^
今回の特集では「ギフテッド」として3人の方が取材を受けています。
1人目はピアニストの紀平凱成(きひらかいる)さん、2人目が写真家のTatさん、3人目がダンサーのSorakiさんです。
番組でも3人のプロフィールなどを紹介されていると思いますが、少し詳しくみていきたいと思います。
そして最近よく聞かれるようになった「ギフテッド」という言葉、特殊な能力などを持った人に言われるということは大体わかるのですが、その人達は発達障害と何か関係があるのか?
についても調べてみたいと思います^^
ギフテッドって何?
まず初めに「ギフテッド」という言葉について調べてみたいと思います^^
「ギフテッド」とは英語で「Gifted」と書きます。
「ギフト」は贈り物という意味で主に使われますが、「~ed」を使うことで受動態、受け身の意味で使われますね。
すなわち、「贈られたもの」と捉えられ、神様から贈られた特別な才能や能力を指して「Gifted」という名詞が使われるようになった経緯があります。
素敵な由来ですね^^
ギフテッドはいつからある(使われるようになった)言葉?
「ギフテッド (gifted)」という言葉は、英語の語彙としては比較的新しい言葉ですが、その起源は古代ギリシャに遡ります。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、自然に恵まれた才能を持った人を「天性のもの(natural)」と呼びました。
その後、中世ヨーロッパの教育者は、人間の才能や能力について議論する際に、「天賦の才能 (自然の贈り物)」という表現を用いました。
「ギフテッド」という言葉が、現代の意味で広く使われるようになったのは、20世紀の初め頃からです。
アメリカの心理学者ルイス・ターマンは、1925年に「IQ200以上の天才児研究 (The Study of Mathematically Preconcious Youth)」という研究を発表し、その中で「ギフテッド (gifted)」という表現を用いました。
その後、アメリカや世界の教育現場で「ギフテッド」という言葉が広まり、現代に至っています。
ギフテッドと発達障害
私は「ギフテッド」は発達障害、特にサヴァン症候群など、発達や知的に障害のある方が他より抜きんでて持っている能力の事を指していると思っていました。
でも調べてみるとそうではないそうで、高い知能指数(IQ)や、ある分野での優れた才能を持つ人を指すとのこと。
なので、発達障害や知的障害があるないにかかわらず、特に優れた能力を持つ人は「ギフテッド」と呼ばれるようですよ^^
ギフテッドの紀平凱成(きひらかいる)ピアニスト
番組ではピアニストの紀平凱成(きひらかいる)さんにスポットを当てていました。
紀平凱成(きひらかいる)
生年月日:2001年4月2日
福岡県に生まれる。
「かいる」の名前の由来は「いるか」のように自由で人を幸せにすることができるようにと付けられた。
2歳の頃に自閉症と診断される。
発達障害は主に3歳頃に診断されることが多いです。
その理由として2歳までは発達の段階途中で見られる一時的なものなのか、発達障害の特性なのかということが専門家でも判断が難しいから。
でも2歳で診断されたということは強い特性が出てたのかもしれません。
自閉症の主な特性としてコミュニケーションの取りにくさや強いこだわりなどが挙げられ、小さい子でも親しい人(主に両親)の呼びかけに反応しなかったり、目が合わない、感覚過敏などから身に着ける物や肌に触れる物に強いこだわりを示すことがあります。
幼少期は一度聞いた曲を耳コピで再現し、アレンジもできたそうですよ!
小学校1年生の頃には「ピアニストになる」と宣言しており、2019年には有言実行を果たします。
作曲する際は楽器を使わないで頭の中でメロディーを完成させて楽譜に書きこむのだそう。
普通では考えられない作曲法ですよね。
これができる方って他にはいないのではないでしょうか?
過去のスケジュールを分単位で記憶したり、一度通った場所の地図、英語の歌詞を暗記するなどの特殊能力の持ち主ということなので、頭の中で作曲をするというのも彼の一つの能力なのだと思います。
彼が21歳現在で作り上げた曲はなんと5000曲なんだそうです!
これはバッハ(1000曲)、ベートーベン(130曲)、モーツァルト(630曲)という天才音楽家たちの生涯の作曲数を優に超えています!
紀平凱成(きひらかいる)の動画
これは彼が11歳の時にピアノを弾いている動画です。
私は音楽に詳しいわけではないので彼のピアノの技術の評価はできませんが、素人目にはただただ「すごい」としか言いようのない演奏です。
この時点ですでに立派なピアニストです…!
にこやかにリラックスして弾いている様子を見ると、ピアノを弾くことが大好きなんだなぁと思います^^
ギフテッドのThe D Soraki(ダンサー)
The D Soraki さんは、2003 年 7 月 13 日生まれ、神奈川県出身です。
4歳の時にダンスを始め、ソウルやヒップホップなどさまざまなスタイルのダンスを習得。
2022年に行われたRed Bull Dance Your Styleというレッドブル主催のダンス世界コンテストで優勝した実力者です。
Soraki(そらき)は本名で、”The D”はニックネームだそうですよ^^
番組内でも曲に合わせて踊っていましたが、楽器の特徴をよく捉えて楽器の奏でるリズムに合わせて踊る様が何とも言えず、身体が楽器になっているかのような、身体が音を発しているとでも言うかのようなダンスがとても魅力的でした^^
ギフテッドのTat(写真家)
柴田達人さんは「Tat」と言う名前で活動されている写真家(フォトグラファー)です。
あまり情報がないのですが、21歳の頃にアメリカへ留学し、その頃に独学で写真を学んだのだそう。
独特な世界観がありますよね…。
どれもが綺麗です…!
企業からのオファーも多いそうで、ホームページにはたくさんの企業のロゴが載っていました!
サムスンギャラクシーのフォトのページには写真がたくさん載っていて、ギャラクシーのスマホを持っている方はもしかしたらギャラリーに元から保存されているかもしれないですよ^^
コマーシャル – 柴田達人公式サイト (tshibata.com)
まとめ
『日曜日の初耳学』で取り上げられた「ギフテッド」や、それにまつわる方について調べてみました^^
「ギフテッド」は神に与えられた才能と捉えられていますが、才能を発揮させる前には必ず「好き」という気持ちが先行していると私は思います。
「好き」でないと始めたいとは思わないし、「好き」でないと続けることもできない。
次にその「好き」を支えてくれる周囲の環境も大切だな。と思いました。
「好き」になった時にそれをやらせてくれる親や環境がないと持っている才能も伸ばすことができないからです。
今回番組で紹介された「ギフテッド」の3人はそれらの条件がピッタリと一致することで「ギフテッド」と呼ばれるようになったのだと思いました^^
人は皆「ギフテッド」の種を持っていて、その芽を発芽させ成長させることができれば花を咲かせることができるのかもしれませんね^^
最後まで読んでいただきありがとうございました^^