宝塚歌劇団は最近、宙組の若手娘役である彩妃花と葉咲うららが退団することを発表しました。これは、急死した宙組劇団員の遺族との合意書締結会見からわずか3日後の出来事です。彩妃花は昨年9月に急逝した宙組劇団員 有愛きいさんと同期で同郷の103期生であり、当時新人公演の長の期をともに務めました。
なぜこのタイミングで退団するのでしょうか。考察してみましょう。
彩妃花は有愛きいと出身高校も同じの親友
彩妃花さんは有愛きいさんと同じ、京都のノートルダム女学院高校の出身です。同期でまた有愛さんが本当はやめようと思っていたのに同期が1人残されて新人公演での負担が大変だからと退団を延期したその同期は彼女です。
2019.10.27 彩妃花さん 有愛きい 入り#宙組 #彩妃花 #宙組 #有愛きい pic.twitter.com/KhNySt68Ae
— ぴょん🐰 (@_irodori48_) November 3, 2019
同期として有愛さんの悩みなどもそばにいて聞いていたのではないでしょうか。
宝塚での退団方法はいくつかある
宝塚歌劇団を退団する場合、集合日付退団、大劇場公演での退団、公演での退団などいくつかの方法があります。
最も華々しいのが大劇場公演での退団で、大階段を袴で降りて挨拶をしてから退団をするものです。
上記は現在花組トップスター柚香光さんの退団に合わせて退団する方達です。
特にトップスターと一緒に退団する場合は、サヨナラショーにも出演でき公演内でも目立つシーンが与えられるなどタカラジェンヌ人生の最後にふさわしい華々しい舞台が用意されています。
しかし今回はあまりない、何日付で退団するというお知らせでした。
これは特にセレモニーなどもなく、ひっそりと宝塚を退団したということになります。
本来は集合日だった3/31 宙組の公演再開と他の退団生徒は?「宙組の上級生と下級生が分断」は本当?
宝塚歌劇団と有愛きいさんのご遺族は2024年3月28日に合意締結したと発表がありました。
そして彩妃花さんはそれを見届けるかのように退団されました。
やはり有愛さんのことで聞き取り調査などに応じ、最後まで対応されたのではないのでしょうか。
そして次回の宙組公演はどうなるのでしょうか。
<宙組 宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演>
宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』
ミュージカル『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』■宝塚大劇場:2024年5月17日(金)~6月23日(日)
■東京宝塚劇場:2024年7月13日(土)~8月25日(日)上記につきまして、現状を踏まえ、上演作品の見合わせの必要があると判断いたしました。宝塚大劇場公演の初日に向け、現時点で通常スケジュールでの進行が難しいことから、上演作品『宝塚110年の恋のうた』『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』を変更のうえ、公演初日を変更させていただきます。
宝塚歌劇団HP
次回の宙組公演はスクエアエニックスのゲーム原作であるファイナルファンタジーでしたが、作品変更し初日の変更となります。
集合日は初日の45日前となります。これは昨日の2024年3月31日であるため、公演実施が現実的ではなくなった可能性もあります。
彩妃花さんについても本来は大階段を降りてジェンヌ最後の日を迎えたかったかもしれません。あまりにも公演再開が遅れているために3/31日付での退団を選ばざるを得なかったとも言えます。
公園が延期になっている理由は、遺族との話し合いがあまり芳しくない結果になっていることが伺えます。
週刊誌報道では「宙組の上級生と下級生が分断」「数十人の退団希望者がいる」と言われていますが疑わしいですね。
それこそ本当に退団したいのあれば、公演の集合日を待たずして退団しますし、「宙組の上級生と下級生が分断」しているのであれば、上級生らがいる前で大階段を降りてご挨拶をしたいと思うのでしょうか。