9月20日、静岡県の磐田東高等学校の剣道部内で、いじめの様子を動画や画像で保存した上でSNSに投稿していた問題が発覚しました。
いじめの加害者3人が退学処分を受けたそうですが、このような残虐ないじめをする高校はどんな高校なのかと思い、磐田東高校の偏差値や口コミなどを調べてみることにしました。
いじめの磐田東高校偏差値は45~55「地元じゃ馬鹿私立の典型」
動画は週刊誌NEWSポストセブンが独自に入手したもののようで、その内容は見ているだけでも目を背けたくなるような痛々しいものでした。
・被害者の頬をビンタする
・急所を殴打する
・金属スプーンで歯を殴打する
・脱毛器をすねにあてる
・裸の画像をメルカリに貼り付け販売
・無理やりタバコを吸わせる
など、肉体的にも心理的にも苦しめられ、見るに堪えない怒りを覚えるものばかりです。
動画から聞こえてくる他の生徒の声や、スマホを手に撮影している人も入れると3人では収まらないのでは?と思ってしまいます。
集団で1人に対して執拗に繰り返される暴力は本当に腹立たしいものです。
被害者は同級生1人と上級生達からいじめを受けていたそうで、高校の部活という狭い世界の階層社会の中でイキがってしまったダサい先輩たちにやられてしまったのかと思うと、被害者のご両親の苦しみや悲しみも計り知れません。
昨今のビッグモーター事件、ジャニーズ性加害問題、工事現場の鉄骨落下事故のニュースよりも衝撃を受けたという人もいました。
記事の情報によると、磐田東高校は剣道の強豪校で、全国選抜7大会連続出場、インターハイでは2年連続出場の成績があるそうなのですが、高校としての学力はどうなのか調べてみると、
45~55と、全国比でも高くない偏差値ということが分かりました。
地元では「バントウ(磐東)」と呼ばれているようで、低評価で有名な私立高校のようです。
偏差値が45~55と差があるのは、磐田東高校の学科でレベルが別れているからのようです。
以前は英数科、普通科特進Ⅰ類コース、普通科特進Ⅱ類コースと3つの科によって構成されていたようですが現在は特別選抜コース、総合進学コース、未来探求コースとなっています。
以前の口コミを見てみると、
「Ⅱ類は絶対にやめたほうがいい。運動部の子たちは授業中に寝て、昼休みや休み時間ははちゃめちゃにうるさい。自分が楽しければいいという人がたくさんいて、周りへの配慮の文字は1ミリもない」という口コミがあります。
この『Ⅱ類』というのが現在の総合進学コースにあたるのでしょうか。
名前ばかりの『特進コース』で実際はヤンキーたちで溢れかえるコースだったのかもしれません。
ヤンキー高校だということは剣道部員の素行からも見て取れます。
磐田東高校剣道部は今年3月に行われた剣道選抜大会を辞退したといいます。
いじめが発覚した時の聞き取りから、喫煙や飲酒までしていたということが判明したのでしょう。
いじめが行われていた寮は監督や寮母さんが住居としている所の向かいにあったようで、四六時中監督や指導者がいるわけではなかったようなのです。
無法地帯と化した寮内で好き放題する高校生の姿は容易に想像することができますよね。
起こるべくして起きた事件ではないかと思ってしまいます。
「何で傷害で逮捕されないの?」という声も聞かれました。
被害者のご両親が被害届を出していて、被害者はいじめが原因で病院で薬物治療をしているといいます。
加害者の罪が立件できれば逮捕されることもありえるのではないかと思います。
「武道」とは「武士として進むべき道」のことであり、武士道の精神が体現してできたものであります。
道徳大系としての武士道は主君に忠誠し、親孝行して、弱き者を助け、名誉を重んじよという思想、ひいては「家名の存続」という儒教的態度が底流に流れているものが多いということですが、磐田東高校のいじめ加害生徒がしてきたことは武士道の精神にすべて背くものになっているのではないでしょうか。
主君=監督や校則の意思に反する行動を起こして、親を泣かせ、弱き者は痛めつけ、剣道部やこれまでの自分の名誉を軽んじているから起こせる行動の数々です。
いじめをする人なんて、家名の存続などしてはいけない思想の持ち主ではないでしょうか。
公表しない学校側も同罪です。
このご時世真実は瞬時に明らかになり広がるのですから、真摯に被害者と向き合って問題解決のために尽力するのが学校や剣道部の責任の取り方なのではないかと思います。