同僚女性の飲料にトリカブトを混入させた疑いで、東京都内の放射線技師長濱拓夢(ながはまたくむ)容疑者(27)が逮捕されました。
ながはまたくむ容疑者は勤務先の同僚女性のペットボトル飲料に注射器でトリカブトの成分が入った液体を入れて中毒症状を起こさせた疑いがもたれています。
当初の取り調べでは「好意を持っている女性を介抱することで距離を縮めたかった」と供述していたそうですが、現在は「混ざってしまった」と容疑を否認しているそうです。長浜たくむ容疑者のFacebookを調査してどんな人物なのか調べてみたいと思います。
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長浜拓夢のFacebookを調査「親は安心だったろうに」
「長濱拓夢」でfacebookを検索すると2件の名前がヒットしました。
1つのアカウントはプロフィールや投稿などもなく、名前だけでFacebookを使用している様子はありませんでした。
もう1つは2015年に何度か投稿があるのみで、プロフィールなどの基本情報もなく長濱拓夢容疑者と特定できるfacebookはありませんでした。
27歳の放射線技師ということで、放射線技師になるにはどの進路で資格を取得できるのかを調べてみると、国家試験に合格する必要があるそうで、 高校卒業後に4年制大学か3年制短大の放射線科を卒業するか、診療放射線技師養成学校(3年制)を修了することで国家試験を受ける資格が得られるとのこと。
長濱拓夢容疑者も人並みに目標を持って資格取得のために専門科目の勉強をしてきたはずです。
勉強をすれば資格は取得できますが、対人コミュニケーション法は身に着けることなく大人になってしまったのですね。
好意を持つ相手に対してどのように接するとよいかわからず、毒を入れて弱らせ、間違った方法で女性の気を引こうと卑劣な行いをしてしまったのです。
放射線技師の平均年収は額面で約543万円です。
手取り400万強というところで決して高いというわけではありませんが、国家資格なので給料が下がることは滅多になく、安定した給料と言えます。
普通の恋愛をして結婚をしていれば、平和な家庭が築けたかもしれないのです。
DVをする人は、自分の思い通りにならない相手に対して暴力や言葉の力で自分の思いを突き通そうとします。
そして相手が弱ったりひるんだところで優しさを見せつけるという行為を繰り返し、ある意味マインドコントロールのような状態にします。
長濱拓夢容疑者が好意を持つ相手と結ばれたとしても、行きつく先はDVであったのではないかと思ってしまいます。
長濱拓夢はどのようにしてトリカブトを購入した?
トリカブトはどのようにして手に入れることができるのでしょうか?
長濱容疑者は「アコニチン」をネットで購入し、女性の飲みかけの水に入れていたということです。
とあります。
アコニチンはトリカブトに含まれる毒の成分とのこと。
日本三大有毒植物の1つとされ、トリカブト=毒というイメージが強いですが、弱毒処理をして漢方などに使われているそうです。
とは言っても「アコニチン」だけを日常生活で使うことはまずないですよね。
ヤフーや楽天などの通販でこの「アコニチン」を探すことはできませんでした。
トリカブトを使用した事件で有名なのは1986年に起きた「トリカブト保険金殺人事件」です。
犯人の神谷力は、2回目の妻と1,000万円の保険金をかけて結婚をし、妻が不審死をした後すぐに3回目の結婚をします。
2番目の妻は旅行先で突然発汗、悪寒、手足麻痺を起こして救急搬送されるも救急車の中で心肺停止に陥ったそうです。
過去にこのような殺人事件があったことから、量を間違えれば死に至るということを長濱拓夢容疑者は分かっていたはずです。
同僚女性は嘔吐や手足の痺れの症状があったということですが、一命をとりとめたのが不幸中の幸いでした。
不審に思った女性が警察に相談し、捜査員が警戒をしていたところ、長濱拓夢容疑者がペットボトルに異物を混入させているところを見つけて逮捕したそうで、その時に入れていたのはなんと覚せい剤だったということです。
同僚女性が何も知らずに覚せい剤入りのペットボトル飲料を飲んだと思うとゾッとします。
自分の好きな相手を覚せい剤漬けにしてどうするつもりだったのでしょうか。
怨恨があっての行為なら殺意があったのだろうととらえるのですが、好意がある相手を自らの手で危険な目に合わせる気持ちは理解に苦しみます。
「冷たくされて仕返し」という声もあるように、好意がありアプローチをしたものの邪険に扱われて報復のために犯してしまったのでしょうか。
職場での同僚女性との関係性や普段の会話など、容疑者と被害者の2人から聴取をすることで事実が明らかになってくると思われます。