「まともな大人がいなかった悲劇」富田林女児(小野優陽ちゃん)熱中症死事件 小野真由美被告と桃田貴徳被告は嘘をついている

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2022年6月に自宅のベビーサークル内で熱中死した小野優陽ちゃん(2)の裁判が始まっています。
小野優陽ちゃんは当時、手足を粘着テープに縛られサークルに閉じ込められていました。保護責任者遺棄致死の罪に問われている祖母の小野真由美被告(47)と桃田貴徳被告(52)は当時五男(7)でUSJへ旅行に行っており、自宅には四男(17)しかいませんでした。
桃田貴徳被告はこの時すでに内縁関係を解消していたとして無罪を主張。そもそも小野真由美被告も小野優陽ちゃんを借金を理由に母親から取り上げた上に養育をしなかったという想定される最悪な状況でたった2歳の命が失われました。改めて詳しい情報を追ってみました。

桃田貴徳被告は内縁関係を解消したとして無罪を主張

桃田貴徳被告は自らの親族が経営する「桃田鶏卵」で専務をしていた頃に、小野真由美容疑者と出会い、不倫関係に陥りました。

桃田鶏卵のももちゃんの卵

事件当時は同居関係を解消したとして、優陽ちゃんの養育者ではなくなった。縛っても閉じ込めてもいないということで無罪を主張しています。

確かに優陽ちゃんが亡くなった際に直接何らかの手を下したわけではありません。

しかしそもそもUSJに何日も旅行に行ったのは、小野真由美被告と桃田貴徳被告が喧嘩をして小野被告の五男がぐずったとしてなだめるために行った旅行だと言います。

同居関係を解消した人が一緒に旅行に行く必要があるのでしょうか。

小野優陽ちゃんを取り巻く人間関係とは?

小野優陽ちゃんを取り巻く人間関係を整理してみましょう。

MBS毎日放送より

死亡した小野優陽ちゃんは小野真由美被告の三男の娘であり、小野真由美被告にとって孫にあたります。

実の母から引き離されて暮らしていましたが、父親とも一緒に暮らしていなかったようです。

父親も一体何をしていたのでしょうか。

そして桃田貴徳被告は小野真由美被告と同居しており、籍入れてなかったようです。

優陽ちゃんは死亡当時四男が面倒を見ていましたが、報道にあるとおり手足を粘着テープで縛られてサークルに閉じ込められた状態でした。

15歳の未成年の男子のみが2歳児の面倒を見るのは、よほど慣れていなければ非常に難しいのではないでしょうか。

そして優陽ちゃんは母親と父親が生きているのにも関わらず一緒に暮らすことができない、幼い子供にとってはあまりにもかわいそうな状況に置かれていました。

小野真由美容疑者はなぜ優陽ちゃんを養育しないのに引き取ったのか?

小野真由美容疑者は優陽ちゃんの母親を借金を理由に追い出しています。

また母親は夫である小野真由美容疑者の三男から暴力も受けていたようです。

16歳で結婚して借金を理由にということはさまざまな理由があったのかもしれません。

親権は取ろうと思えば母親に優位だと言われる日本で、父方に養育の機会を奪われるということは普通ではないため、実は親がいないまたは事情により親に頼ることができなかった可能性もあります。

小野優陽ちゃんは本当に発達障害?「環境のせいで1歳ほど遅れていた」

「おむつを脱いで部屋を汚すなどした女児を疎ましく思い、板を張ったベビーサークルに監禁するようになった」
事件前から女児を閉じ込めたままで祖母と外泊を繰り返しており、事件当日も2泊3日の予定で外出していた

検察側の冒頭陳述より

小野優陽ちゃんはオムツを脱いで便を投げるなどの行為があったそうですが、もともと発達障害を持っていたお子さんだったのでしょうか?

しかし事件前から優陽ちゃんをベビーサークルに閉じ込めて旅行に行っており、ベビーサークルの天井も塞いでほぼ真っ暗な状況にしてから出掛けていたようです。

まるで押入れの物のように閉じ込められた優陽ちゃんは正常な精神状態でいられなくなっていることは間違いありません。

このような監禁状態で旅行に行くなどを繰り返し、適切な養育をしなかったせいで優陽ちゃんの精神にも大きな傷を与えておりそのことで便を投げるなどの行動につながっていた可能性はあります。

優陽ちゃんは健診記録から、発達障害は見受けられないとしました。また、7カ月時には平均だった発達レベルが、2歳11カ月時には1歳近く遅れていたのは、環境の影響が大きいとみられるとの見解を示しました。

11月27日の法廷での発達心理学の専門家の証人尋問

2歳11ヶ月時点で1歳近く遅れていたと言います。通常であれば父母や周りの人に愛されて育つ子供時代をどんな目にあったら発達が遅れるのでしょうか。

小野真由美被告の裁判は来月からです。引き続き注目していきたいと思います。

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