【廃部もやむなし】日大アメフト部逮捕は矢部鑑羅容疑者は別ルートで麻薬特例法違反での逮捕。20人が大麻吸引の疑い

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日本大学アメリカンフットボール部の4年生の矢部鑑羅容疑者が密売人から大麻を購入した疑いで逮捕されました。現役部員の逮捕はこれで二人目となり、部内で薬物が蔓延している可能性があります。
前回逮捕された北畠成文容疑者は「大麻取締法違反」での逮捕でしたが、今回の逮捕は「麻薬特例法違反」。別ルートでの薬物使用で卒業生も合わせて約20人が大麻を吸引していた事実も発覚。驚きの声があがっています。

4年生で21歳の部員が麻薬特例法違反の容疑で逮捕

今回逮捕された4年生のアメフト部の部員は前回逮捕された北畠成文容疑者とは別ルートで麻薬を入手したといいますが、この部員が購入した大麻は押収されていないとのことです。

麻薬特例法とは、覚せい剤・大麻などの違法薬物の栽培・製造・輸出入・譲受・譲渡などを繰り返す薬物ビジネスをした場合に適用される法律で、無期または5年以上の懲役及び1000万円以下の罰金を課せられます。

一方、大麻取締法違反はどうでしょうか。

現在日本では所持・栽培などで、明らかに使用の形跡があっても、大麻それ自体が見つからなければ大麻取締法違反とはなりません。しかし医療用大麻を認めるかどうかの改正法案が臨時国会に提出されています。その中には「大麻使用罪」が含まれており、懲役7年以下となっています。

したがって密売人から薬物を仕入れて誰かに販売をしたということですよね。

アメフト部で薬物を使うということは疲れを忘れたかのようにパワフルに動けることが目的として使われたと考えられますが、部内のメンバーだけでなく、外の人間に横流ししていたのだとしたら更なる問題を引き起こしそうですね。

卒業生を含む20人が吸引していたという事実は?

日本大学アメフト部は次のように回答しています。

「調査内容につきましては、評議員会に報告しており、警視庁と連携しております。調査は行っておりますが、事実として認定できるものはございません」

日大アメフト部独自調査

現状では疑いはあるものの事実として認定はできないと日大アメフト部が発表しています。

林真理子理事長を隠れ蓑にした隠蔽はどこまで?

2022年7月、女性として初めて林真理子さんが日本大学の理事長に就任されました。

先代の理事長は田中英壽氏でOBや政財界とも強力なコネクションを持ち、絶大な権力を持っていると言われていました。

田中英壽前理事長 東京新聞より

この権力下で癒着した業者に発注を行い、背任事件を起こしています。

当然ながら学校の名誉を守るために都合の悪いことは隠蔽してきたようです。

背任事件の責任を負って退任した田中英壽前理事長の後に就任した林真理子さんです。

みなさんご存知の通りベストセラー作家として名を馳せた方でスポーツとは縁がない方です。仕方のないことかもしれませんが2023年8月のアメフト部員麻薬使用で逮捕の会見では歯切れの悪さが目立ち、全ての内部事情を知らされずに表に立たされているような印象すら受けました。

むしろ利用されているような印象を受けた方も多いのではないでしょうか。

林真理子理事長が沢田康広副学長に辞任を求めていたことが明らかに

林 去年の話だって1回吸っちゃったって言ったけれど物がないんだったら犯罪にはならない。それは私はありえる話だと思うんですが、みんなは許されないとそこで言ってるわけで、私はそこで大麻なんて吸ったって犯罪にならないんだから、それ去年吸ったって言って何が犯罪になるって言ったら本当に袋だたきですよね。だから社会はそういうもんだと思う。

沢田 別に1回吸ったからなんだってそんなことを申し上げたことは私は1回もないですが。

林 犯罪じゃないんでしょ。

沢田 犯罪じゃないですよ。

林 だから犯罪じゃないんだから警察に相談して講習会を開いてそれで終わったと思ったらそれが隠蔽だって言われるんだったら、世間は間違ってるって言って先生はこれからも闘うのか。

沢田 そのときは部は警察に相談してこれはもうしょうがないねって言われてると聞いたわけです。 林 だからそれは私は適切な処理じゃなかったんですかって言ったら、もうそれは許さないって言って隠蔽してる、大麻を吸った子たちがいるのに事実を隠蔽したってことになってるわけで。

時事通信社【詳報】「お引きいただくのが一番」副学長に辞任迫った林理事長 日大アメフト薬物事件

これは9月に林真理子理事長と沢田康広副学長の会話を録音したものですが、前半部では林真理子理事長が大学に支給される補助金について大麻事件が与える影響を懸念しており、一度大麻を吸った学生を隠蔽しているのと変わらない対応をした沢田康広副学長を非難し、辞任を要求しています。

田中英壽前理事長の気質を受け継いで組織を運営しているような沢田康広副学長に対して、林真理子理事長は風穴を開けるべく、また問題をクリアにすべく辞任を要求したように思えてなりません。

学校教育という場で薬物が横行・蔓延するのはあってはならないことですが、それを大人が体面を気にして事実を隠蔽することはもっとあってはならないことです。

今後の日大アメフト部の調査を注視したいと思います。

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