JR代々木駅近辺のタワーマンションで「ウォーリー」と名乗る指示役を中心にして高級時計「リシャール・ミル」など8本を窃盗した事件。宮崎県の職業不詳の児島剛容疑者(44)が逮捕されました。実行役などの30代から60代の男5人がすでに逮捕されています。
この事件ではシグナルと言う秘匿性の高いアプリを使って共謀。合鍵を使って超高層タワーマンションに侵入し合計で1億二千万円ほどの被害だったといいます。代々木駅の超高層マンションとは?リシャール・ミルとは?調べてみました。
ウォーリーが侵入した超高層マンションはMY TOWER RESIDENCE
こちらが児島剛容疑者が逮捕された時の様子です。ちょっとぼんやりした画像で顔が見えません。
マンションを調べてみるとニュース動画から MY TOWER RESIDENCEだと判明しました。
賃料は1DK約15万〜3LDK56万で高額な賃料のマンションであることがわかります。
小田急線「南新宿駅」とJR代々木駅の中間にあるタワーマンションで、立地の良さが際立つマンションですね。
タワーマンションはセキュリティが厳重ですが、今回ウォーリーこと児島剛容疑者は合鍵を使って部屋内部に侵入したとのことで、被害者に近しい人間に共謀者がいたと考えられます。
盗まれたリシャール・ミルはなぜ高い?
リシャール・ミルは2001年に誕生した腕時計ブランドです。
老舗とは言えないブランドですが、創始者のリシャール・ミルはラグジュアリーブランドで働いた経験を活かして「時計界のF1」を作ろうとブランドを立ち上げました。
F1マシンは一般乗用車と比べて、これでもかと性能や精度が高くして可能な限りスピードを追い求めているマシンを作り出していますよね。
これをリシャール・ミルは腕時計で成し遂げようとコンセプトに掲げました。
普通は時計で使うことのないグレード5チタンを使ってボディを10,000Gの衝撃から守るようにするなどを異素材を活用。
大量生産から限定生産へ、贅沢な素材を惜しみなく使い最低価格は1000万円から3億円まで高価格でもセレブには圧倒的に人気な時計ブランドに成長しました。
元テニスプレイヤーのラファエル・ナダル氏はリシャール・ミルの時計をつけてテニスプレーをするなど、その耐久性も話題になりました。
こちらの時計は$1.05million(現在のレートで約1億5千万)限定のナダルモデルの時計です。
ダブルリスティング(両腕に時計をはめること)を楽しむことも。
AVEXの松浦勝人会長もリシャール・ミルの6820万円の時計を購入したとインスタグラムで公表していました。