17日午前10時50分ごろ、釧路市春湖台の市立釧路総合病院の正面玄関前で７７歳の熊谷勉容疑者が運転する乗用車が親子をはねました。４歳の沖津亜海さんは死亡、母の沖津みかさんは容体がわかっていません。ニュース映像を見ていると熊谷勉容疑者の運転する車はプリウスの疑いが出てきました。繰り返される高齢者による危険運転について調べてみました。
現場となった市立釧路総合病院。
熊谷勉容疑者の車はプリウスか？
熊谷勉容疑者の乗用車を見るとトヨタのハイブリッドカーと見受けられます。
また池袋暴走事故で逮捕された飯塚幸三容疑者が運転する車もプリウスでしたが同じような車種にも見えます。
人をひいてしまったことでパニックを起こしさらにバックするという誤操作をしています。
一度人をひいたことでパニックになってさらなる事故を引き起こした典型的な状況になってしまいました。
またオートマティック車について高齢者は咄嗟の判断が鈍くなり、焦って誤操作をしてしまう可能性を指摘する声もありました。
ブレーキとアクセルの踏み間違いはもちろん、シフトレバーの操作ミスやハンドルの操作ミスが起きると、事故につながりかねません。
熊谷勉容疑者は妻の運転で病院に来ましたが、駐車場で運転を交代。そしてブレーキと間違えてアクセルを踏んでしまい、事故に至りました。
近隣に住む人によると、車庫入れも危なっかしい様子だったそうで本人は免許返納の意思があった矢先の事故だったとのことです。
なぜプリウスばかりが事故を起こすのか？
プリウスは他のトヨタ車に比べて２倍近く事故を起こすデータが出ています。
トヨタ全体での事故率は、1万台あたり53件でした。 プリウスの場合、1万台あたり111件となっているので、トヨタの他の車両の2倍近くの確率で事故を起こすという結果が出ました。
ancar.jp
またプリウスと検索するとシフトレバーが候補に出てきたので調べてみると、操作ミスをする原因の一つがシフトレバーにあるという記事が出てきました。
高齢者の方がプリウスを運転する際にも注意しましょう。シフトレバーの位置ではシフトがどの位置にあるか分からず、急発進による事故を起こしてしまう場合があります。
判断能力が低下してしまっていると、ギアがD(ドライブ)に入っていると気づかずにアクセルを踏んでしまう可能性があり、急発進してしまうと非常に危険です。
https://www.nextage.jp/stockcar/toyota/prius/feature/282474/#3
最近の車はアクセルペダルやブレーキペダルがとても軽く設計されています。外国車や高級車と比べると軽さは歴然です。そしてたくさん踏み込まないとスピードが出ないため、目一杯踏み込むくせがついていたのではないでしょうか。
夕方のニュースやワイドショーでも高齢者の危険な運転について特集されることがよくあります。
もちろん運転も上手く、頭がしっかりされている方は問題ないのですが、認知機能や即ブレーキを踏める反射神経に問題がある場合、免許を与えたままで良いのか疑問に思います。
今回も幼い命が奪われてしまいました。ご冥福をお祈りするとともにこのような事故が二度と起こらないように祈りたいです。