三重県桑名市の学習塾に勤めていた藤井孝明(ふじいたかあき)容疑者(52)は、勤め先の塾のトイレで盗撮して逮捕されました。
藤井たかあき容疑者は盗撮したとみられる小学生から高校生の名前や日付ごとに保存していて、被害者は80人以上にのぼるということです。
藤井孝明容疑者の塾がどこだったのか、どんな人物だったのかを調べてみたいと思います。
藤井孝明の塾はどこ?
藤井孝明容疑者は三重県桑名市の学習塾で塾長を務めていたそうです。
「三重県桑名市 塾」で検索すると82件もの塾がヒットしました。
次に「三重県 塾 藤井孝明」で検索すると1つ気になる記事が見つかりました。
塾の講師が記したと思われるブログがありました。
ブログ説明の下の部分に「藤井孝明」とあります。
このブログをクリックしてみると、「リクエストされたページが見つかりません。削除または移動された可能性があります。」とエラーページになります。
この塾自体はまだ存在するようで、調べてみると三重県の桑名市ではなく鈴鹿市にありました。
ブログが掲載されているのが2014年なのでもしかしたら過去に勤めていたことのある塾かもしれないですし、同姓同名の方かもしれません。
「藤井」という苗字は日本の名字ランキング45位に入るほどメジャーな苗字であり、孝明という名前も珍しくはないので、「藤井孝明」という名前をFacebookで探してみると多くヒットします。
「藤井孝明」という名前で教育関係の仕事をしている人も中にはいるかもしれず、同姓同名の何の罪もない人にとっては迷惑な話でしかないので、ニュースのコメント欄には「顔も載せてほしい」という文字も見られました。
よく送検されたりする時に顔が出たりするので、顔写真や動画が出た時には追記したいと思います。
もし何年も塾の講師をして渡り歩いていたなら、他の塾でも被害者が存在する可能性もあります。
最近は塾講師による生徒を狙った犯罪が目立っているように感じますが、過去にも同じような事件はありました。
この池田和紀という男は、自分の経営していた塾で6年にもわたって盗撮を続け、2400人の生徒が盗撮されていたということです。
だから同じような事件がある度に「塾の講師は教師になれなかったおちこぼれ」と言われたり、
「教師やめさせられたやばいやつが塾の講師をしている」と言われてしまいます。
中には志を持って生徒の為に情熱を注いでいる塾講師もたくさんいるはずです。
藤井孝明容疑者がトイレに仕掛けたカメラは「火災報知器型カメラ」でした。
火災報知器は元々隙間がありますし、室内に設置されていると防災用の物だと信じて疑わないはずです。
信頼して子供を預けている親の藤井孝明容疑者に裏切られたという怒りは計り知れません。
「DBS」とは、イギリスで導入されている「前歴開示・前歴者就業制限機構」というもので、子供に関わる全ての職種やボランティアで働く人に「犯罪歴証明」を就業先に提出させる仕組みだそうです。
現在日本でもこの取り組みを導入しようと検討しているのですが、なぜかその中に「学習塾」が入っていないのです。
個人的には学習塾は学校や保育園などの施設よりも小規模で、より閉鎖的な空間であり、講師の思う通りの空間が作りやすいのではないかと思います。
良いように空間を利用できればいいのですが、犯罪に使おうと思えば容易にできてしまうのではないかと思うのです。
教師でわいせつ行為などをして懲戒免職になった人たちはどこで働いているのでしょうか。
教員免許を持っていると言われれば塾としても戦力になるので、犯罪歴があっても調べる術がなければ採用してしまうケースもあるかもしれません。
これ以上被害者を出さないためにも、大切な子供達を守るためにも、日本版DBSに学習塾も入れるべきという声は後を絶ちません。
懲役2年6月、執行猶予4年の判決
2023年12月14日、名古屋地裁は藤井孝明被告に懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡しました。
森島聡裁判官は判決理由で、女子トイレの天井に火災報知機を模したカメラを設置した手口について「(盗撮は)常習的で巧妙。被害生徒らの精神的衝撃や憤りは計り知れない」と非難しました。
一方で藤井孝明被告は被害者に慰謝料を支払うなどしており、執行猶予がつけられました。
また藤井孝明被告は「今後は未成年と接する仕事には就かない」と述べ、反省しているとしています。