大阪府内の放課後等デイサービスを運営していた吉田和磨(よしだかずま)被告(32)が、男の子の下半身を盗撮していたとして逮捕・起訴されていたことがわかりました。
吉田被告は堺市内の温泉施設の脱衣所で裸の客を盗撮した疑いで7月下旬に逮捕されていましたが、その後の捜査で押収したスマートフォンから、男の子の動画が見つかり、施設内での盗撮が発覚したということです。
吉田かずま被告が運営していた施設を調べてみると「森の地図」だということがわかりました。吉田和磨被告がどんな人物でどんな施設を運営していたのかを調べてみたいと思います。
吉田和磨が運営していた施設は森の地図「2020年12月1日オープン」
吉田和磨被告の施設を調べてみると、「森の地図」というホームページがでてきます。
ホームページ全体が緑で統一され、森を表しているようなページです。
現在ホームを見ることはできるのですが、それ以外のページは全て消去されています。
キャッシュを調べると過去に運営していた形跡が残っていました。
場所は大阪府東大阪市南四条町4番11号となっていて、地図で見てみると「清水マンション」と出てきます。
ストリートビューで見てみると、画面右の方に「森の地図」という表示があることがわかります。
集合住宅の1階で運営していたようです。
すぐ近くには東大阪市立縄手小学校があることがわかり、そこから「森の地図」へ通っている児童も多かったのではないかと推測されます。
運営は2020年12月1日からスタートしたようです。
ページの冒頭では、「森の地図」の由来が書かれていました。
『放課後等デイサービス 森の地図』は子ども達が人生という森の中で道に迷いそうになった時に当施設が道標になりたいという願いを込めて名付けました。
とあるように、心身に発達の遅れが見られる子どもたちのために、希望を抱かせるような文言が見られました。
施設立ち上げ当初は吉田和磨被告も希望に胸を膨らませ、良い施設になるようにと臨んでいたのかもしれません。
それがいつしか自分が子どもにとって「道を迷わせる存在」になってしまうとは、施設に預ける保護者も思ってもみなかったでしょう。
施設の関係者によると、吉田被告は逮捕後に保護者らに宛てた手紙で「盗撮することで喜びを感じたかった」と記していたということです。
「性犯罪の中でも子ども相手の(犯罪)は特に厳罰に処してほしい」というコメントにもあるように、子どもを相手にした性犯罪の場合、被害者が自分のされたことを誰か大人に訴えることができなければ犯罪は見過ごされることになります。
密室の中で、先生(指導者)と生徒(利用者)という主従関係ができあがっている中での性犯罪は、自分が被害に遭っているということに気付いていても声があげられない子どもたちも多くいるはずです。
自分よりも弱く抵抗のできない子たちに対して行われる犯罪行為は許せるものではありません。
今回も逮捕された時は温泉施設での盗撮であって、施設に通う被害者からの訴えではなかったのですから、気付かずにいれば更に被害者が増えていたということになります。
吉田和磨と同様の犯行手口で逮捕された藤井孝明
最近はほぼ毎日というほど未成年を狙った性犯罪のニュースが入ってきます。
学校の教師によるわいせつ行為、塾の講師による盗撮なども後を絶ちません。
吉田和磨被告と同様の盗撮容疑で逮捕されたのが藤井孝明(ふじいたかあき)です。
三重県桑名市で塾長をしていた藤井孝明は、塾の講師という立場を利用して生徒が利用するトイレにカメラを仕掛けていました。
被害者は80人にものぼると言われていますが、藤井孝明が以前勤めていた塾での余罪も疑われているところです。
藤井孝明の塾はどこ?「教師になれなかったおちこぼれ」【三重盗撮】
吉田和磨被告も2020年から施設を運営していたということなので、盗撮が日常になっていたとすれば、被害者や盗撮動画の数はかなり多くなっているのではないでしょうか。